ポイント1: |
物見台の斜面からゆるやかに傾斜して約80cmの盛土が行われています。これらは西側にある虎口へ至るための道路をつくるために行われたものと考えられます。当初つくられていた土坑や溝状遺構を埋め立てて盛土が行われた様子もうかがえます。また、造成土内からはカワラケや瀬戸・美濃産の摺鉢などが出土し、埋め立てられた溝状遺構の中からは15世紀後半の青磁稜花皿(りょうかざら)が出土しています。
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盛土造成の様子 |
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造成土内遺物出土状況 |
ポイント2: |
南側奥の虎口へとのびる道路状遺構が2条が検出されています。道路状遺構(1)は北方向にのびて見学地点5へ、道路状遺構(2)は北東方向にのびて見学地点4にそれぞれ続きます。また、道路状遺構(2)には明確な硬化面が認められます。
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道路状遺構(2)検出状況 |
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道路状遺構(2)硬化面検出状況 |
ポイント3: |
土層断面の観察により土坑群が検出されました。これらは時間幅をおいてつくられたのか、互いに重なり合ってつくられています。道路状遺構(2)もこの土坑群によって一部壊されています。土坑群の中からはカワラケや陶磁器・獣骨?など多くの遺物が出土しています。
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土坑群土層断面 |
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土坑群内遺物出土状況 |
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