


古墳の埋葬施設に置かれた死者の枕です。大きさは、縦、横共に約26cm、高さ5cmを測り、重さは8.1kgあります。滑石を加工してつくられており、高縁と呼ばれる段をもち、頭を納める部分を彫り
周囲を有段に削り出し、立花を装着する孔をあけている石枕が、主に千葉県北部から茨城県南部にかけて集中的に分布し、古墳時代中期前半から後期までの比較的短い期間のみ副葬されました。
今回1号主体部の中央付近から、長さ64.3cm、幅3cmの刀が出土しています。2号主体部は、北東側から長さ85cm、幅3.3cm程の刀と、中央やや南東側から、長さ32cm、幅3.3cmの剣が1振りづつ出
古墳時代を中心として、祭祀や供物用に作られた石製品です。
今回、1号墳、2号墳共に埋葬施設からは全て臼玉等の玉類が出土しています。これらはひもに通して、アクセサリーなどに使われていました。今回出土中にはガラス製のものもありますが、多くは