有償図書の案内

公益財団法人印旛郡市文化財センター
発掘調査報告書のご案内
(令和6年2月1日現在)

千葉県柏市
寺下前遺跡
(第21次)
寺下前遺跡(第21次)
発掘調査業務委託

 調査は宅地造成に伴って、東西2地点の地点合計931㎡に対して本調査が行われました。今回の調査は平成11年に第1次調査を実施して以来、第21次となりました。これまでに検出された遺構は縄文時代をはじめ古墳時代、中世と多岐にわたりますが、主体は縄文時代です。縄文時代中期の集落やトンネル状遺構が検出され、フラスコ状土坑も多数検出されました。
 出土遺物は縄文土器深鉢を中心として、阿玉台Ⅱ式から加曽利EⅠ式にかけての土器が多数を占めます。本遺跡の北西に隣接する小山台遺跡からは縄文時代早期の炉穴が検出されており、前期黒浜期には集落の形成が始まったものとみられます。遺構は寺下前遺跡の西側となる小山台遺跡近接地に濃密に分布しており、本遺跡は小山台遺跡と同一の大規模集落の周縁にあたることが確認されました。



千葉県佐倉市
佐倉城跡
(歴博第13次)
人間文化研究機構(城内)
国立歴史民俗博物館
基幹・環境整備
(駐車場給排水設備等改修)
工事に伴う埋蔵文化財調査
業務委託

 下総地域を代表する近世城郭、佐倉城跡の調査報告書である。 今回の歴博第13次調査区は、国立歴史民俗博物館本館前の駐車場部分、佐倉城内の椎木曲輪と呼称される地区である。 調査では近世・近代の2時期にわたる遺構群が検出された。近世では全長20m以上のスロープ付きの大型廃棄土坑が、 佐倉城内で初めて検出された。内部からは中国産の皿や鉢、国産の白天目茶碗、肥前産の呉器手碗、京焼風鉢など 17世紀から18世紀末葉にいたる各種の陶磁器類が出土した。この他にも鬼のような形相の棟端瓦、 金箔などこれまでの調査では見られなかった遺物が多数出土した。 また大型廃棄土坑の上面からは、佐倉連隊の石敷の基礎地業が検出された。 基礎石の状況からは建物の拡張や、軟弱な地盤の大型土坑部分では大きな石を支えるために、 木杭で補強していたことなども明らかとなった。




千葉県成田市
畑ヶ田遺跡群Ⅰ 川栗遺跡群Ⅱ
(第1・2・3地点)
-医学部附属病院予定地埋蔵文化財調査委託-

 畑ヶ田遺跡群Ⅰは、根木名川上流域に分布する中規模な遺跡である。 住居出土の鉄斧は古墳時代中期の集落跡出土事例としては、印旛地域2例目となるものである。 このほかにも古墳時代後期の住居跡から青銅鏡が出土するなど、特徴的な遺物群が注目される。


これらの有償図書は、レターパックライトにて郵送いたします。
送料はご負担いただきますので、申し込みの際は、必ず問い合せ下さい。


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