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1.遺跡の位置 井野長割遺跡は、千葉県北部、印旛沼南岸に位置する佐倉市にあり、その北西部、印旛沼に注ぐ手繰川(たぐりがわ)左岸域の標高約27メートルの台地上に立地し、遺跡の一部は佐倉市立井野小学校の敷地内に位置している。至近には目立った縄文遺跡はないが、印旛沼南岸地域ではおよそ2キロメートル間隔で縄文時代後・晩期の拠点集落が分布していることが明らかになってきており、井野長割遺跡は、新川下流域の八千代市神野貝塚、印旛沼北岸の印旛村戸ノ内貝塚、石神台貝塚、手操川下流の神楽場遺跡などに囲まれている。
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